配偶者ビザが不許可になったら、どうする?【不許可になっても一緒に暮らせる?】
外国人パートナーとお付き合いされている日本人の方は、「結婚さえしていれば、ビザは簡単に取得できる」とお考えの方が非常に多くいらっしゃいます。
しかし、配偶者ビザは犯罪組織や悪質なブローカーに不正取得されることが多いため、入管も非常に厳しく審査します。
ビザ申請専門の国際行政書士が、不許可になってしまった場合の対処法、再申請で許可を取得する方法について解説していきます。
配偶者ビザが不許可になったら?【一緒に暮らすための3つの選択肢】
配偶者ビザが不許可になった場合でも、二人で一緒に暮らす方法はいくつかあります。
他の種類のビザを取得する
外国人パートナーに一定の学歴があって、かつ、日本に安定した仕事がある場合、就労ビザを取得することで日本で一緒に暮らすことができます。
また、就労ビザ以外のビザでも要件を満たしていれば、そのビザを取得することで一緒に暮らすことができます。
他のビザを取得することも決して簡単ではありませんが、もし、要件が合致するのであれば、そちらに挑戦してみるのも1つの選択肢です。
日本以外で生活する
配偶者ビザも他のビザも取得できなかった場合、残念ながら、日本で一緒に暮らすことはできません。
ただし、日本人パートナーが外国人パートナーの母国のビザを取得できれば、外国人パートナーの母国で生活することが可能です。
仕事や治安、言葉、子供の教育などに問題がないのであれば、環境は大きく変わるかもしれませんが、大切なパートナーと一緒に暮らすことができます。
配偶者ビザの再申請で許可を取得する
配偶者ビザの申請は何度でもすることができます。
不許可になった原因をしっかりと改善すれば、再申請で許可を取得することも可能です。
再申請のデメリットは、① 審査に時間がかかること、② 再申請は、初回申請に比べて許可を取得するのが難しいことです。
審査に時間がかかる
配偶者ビザの審査は、非常に厳しく行われるため、結果が出るまでにかなりの時間がかかります。
特に偽装結婚を疑われている場合には、半年以上結果が出ないということも珍しくありません。
そのため、再申請で許可を取得することになると、さらに何ヶ月もパートナーを待たせることになります。
再申請は、初回申請に比べて許可を取得することが難しい
再申請は、初回申請に比べて許可を取得することが難しいのが一般的です。
これは同じパートナー同士なのに、短期間で申請の内容が変わることは、通常考えられないからです。
入管としては、「書類を書き換えただけで、実態は何も変わっていないのではないか」と不信感をもって審査を行います。
この不信感を払拭するような書類を作成しなければいけないため、再申請で許可を取得するのが難しくなるのです。
再申請で許可を取得するには?
再申請をする場合に、初回の申請と同じ書類を提出しても、許可は取得できません。
再申請で許可を取得するには、不許可理由を解明し、改善し、伝えることが必要になります。
不許可理由を調べるには?
不許可になった理由を調べる方法は、入管に直接理由を聞くことです。
不許可・不交付通知書にも理由は書いてありますが、ビザの専門家でないと何を書いているのかわからないことが多いです。
入管は不許可・不交付にした申請に対して、一度だけ理由を説明してくれます。
一度しか説明してもらえませんので、聞きたいことはすべて聞いておきましょう。
理由が判明したら、真摯に改善する
理由が判明したら、その原因を改善しましょう。
裁判という方法もありますが、膨大な時間とお金がかかります。
原因を改善して、再申請に挑戦するほうが圧倒的に早く・安く済みます。
改善したら再申請に挑戦!
原因を改善したら、再申請に臨みます。
原因を改善しても、それが入管に伝わらなければ意味がありません。
誰が見ても、改善したことがわかる書類を作成するのが重要です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
不許可になってしまった方の多くが、「他のビザも取得できない」、「日本を離れられない」のではないかと思います。
そういった場合、残された選択肢は再申請のみです。
再申請で許可を取得することは、決して容易ではありません。
しかし、このページを参考に、お二人が粘り強く再申請に臨めば、必ず一緒に暮らすことができます。
もし、「ひとりで理由を聞きに行くのが不安」、「理由はわかったけど、どう改善すればいいのかわからない」とお困りでしたら、ビザ申請専門オフィスのアマート行政書士事務所にご相談下さい。
不許可理由の説明に同行することや具体的な改善方法のアドバイス、再申請書類の作成など、お二人の再申請手続きを徹底的にサポート致します。
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